IP68 防水 規格に対応しているデバイスは、お風呂や水場で使う際に非常に安心です。しかし、完全防水とまではいかないため、適切な使い方を理解することが重要です。この記事では、IP68 防水 規格の特徴や、お風呂で使用する際の注意点、対応デバイスの選び方について解説します。
IP68 防水 規格とは?
IP68 防水・防塵性能を示す国際規格の一つです。IPコードの数字はそれぞれ以下の意味を持ちます。
- 「6」:防塵性能を示し、完全に塵や小さな異物が内部に侵入しないことを意味します。
- 「8」:防水性能を表し、一定の水深(通常は1.5~2m)での長時間の水中使用に耐えられることを示します。
このため、IP68に対応しているデバイスは防塵性能が最高レベルで、水中での使用にも耐えられることが証明されています。
お風呂での使用は可能か?
IP68対応のデバイスはお風呂で使える場合が多いですが、いくつかの点に注意が必要です。
- 水温:IP68の試験条件は常温の水で行われています。お風呂のような高温の水や、温泉のように成分が含まれた水では、想定されていない場合があり、デバイスが故障することがあります。
- 圧力:水深1.5mまで耐えられるとはいえ、お風呂のジェットバスや水圧の高いシャワーには注意が必要です。これらは予想以上の圧力をかける可能性があり、防水性能に影響を与えます。
お風呂でのデバイス使用時の注意点
お風呂でIP68対応のデバイスを使用する場合、以下の点に気をつけることが大切です。
- 高温を避ける:できるだけ水温が40℃以下の環境で使うようにしましょう。デバイス内部のゴムシールなどが高温で劣化しやすくなるためです。
- 蒸気に注意:お風呂場は湿気が多く、蒸気がデバイス内部に入り込み、故障の原因になる可能性があります。IP68は水中には耐えられますが、蒸気対策は必ずしも保証されていません。
- 防水カバーを活用:お風呂で長時間使う場合、追加の防水カバーやケースを利用することが安全です。これにより、誤って水没してしまうリスクや温度の影響を最小限に抑えられます。
お風呂で使うのにおすすめのIP68対応デバイス
お風呂での使用を考えるとき、特に以下のデバイスが人気です。
1. スマートフォン
iPhoneやSamsung Galaxyシリーズなど、最新のスマートフォンの多くがIP68に対応しています。YouTubeを見たり、音楽を聴いたりすることができますが、上記の注意点を守って使用しましょう。
2. スマートウォッチ
スマートウォッチも多くのモデルがIP68に対応しており、特にFitbitやApple Watchが人気です。お風呂で心拍数を測ったり、音楽コントロールをしたりできる便利なデバイスです。
3. ワイヤレスイヤホン
最近のワイヤレスイヤホンも防水性能が強化されており、SonyやJabraの一部モデルは、IP68規格をクリアしています。お風呂で音楽を楽しむ際には、これらのイヤホンを検討してみてください。
まとめ
IP68 防水規格に対応しているデバイスは、お風呂での使用も可能ですが、高温や蒸気には注意が必要です。適切な使用方法を守ることで、デバイスを長持ちさせ、安全に使い続けることができます。 特に、防水カバーの追加や、温度管理を徹底することで、より安心してお風呂でもデバイスを楽しむことができるでしょう。
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